077-569-5802 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にお問合せください。
営業時間
9:00~18:00 土日・祝祭日休み

恐喝事件

  1. 植平法律事務所 >
  2. 刑事事件に関する記事一覧 >
  3. 恐喝事件

恐喝事件

 恐喝罪は刑法249条に規定があり、1項で財物を交付させた場合、2項で財産上不法の利益を得、または他人に得させた場合について規定があります。財物については、刑法251条が、同242条、245条を準用しているため、電気も財物に含まれ、また、自己の財物であっても他人の財物とみなされる場合があります。財産上の利益については、債務を免れる行為などがこれに含まれます。恐喝罪が成立した場合の法定刑については、刑法249条1項により10年以下の懲役とされています。

 恐喝罪の成否に関して注意しなければならないのが、他人に対して権利を有する者であっても、権利行使として脅迫等をした場合には恐喝罪が成立する場合があるということです。例えば、民法上は適法な金銭債権を有している場合であっても、その金銭債権を回収する手段として脅迫等をした場合には、その程度によっては、権利行使の方法として社会通念上認容すべきものと認められる程度を逸脱するものとして恐喝罪の成立が認められる場合があります。

 また、他人の犯罪事実を知る場合にも、これを捜査機関に告発することは違法ではないですが、これを種にして口止め料を得るなどをした場合にも恐喝罪の成立が認められる場合があります。

植平法律事務所が提供する基礎知識

  • 遺言書作成

    遺言書作成

    遺言書は、民法の定める方式にしたがって作成しないと、無効になってしまいます。そのため、遺言の作成にあた...

  • 児童買春

    児童買春

    児童買春とは、18歳未満の者に対し金銭などの対価を支払うことを約束して性行為を行うことを指します。 近...

  • 離婚と子供

    離婚と子供

    数ある離婚問題の中で、特に深刻化しやすいものに共通している性質は「当事者のお二人にとってどうしても譲れ...

  • 相続の流れ

    相続の流れ

    遺産相続の手続きには、法律上期限が定められたものも多く、必要な手続きを把握しておくことが重要です。相続...

  • 交通事故発生から解決までの流れ

    交通事故発生から解決までの流れ

    交通事故が発生した場合、まずは警察へ通報することから始まります。 警察への通報後、警察は物損事故か人...

  • 後遺障害等級認定

    後遺障害等級認定

    交通事故により怪我をした際、被害者が受けた精神的・肉体的な障害を後遺症として認定され、将来において回復...

  • 窃盗事件

    窃盗事件

     窃盗罪は刑法235条に規定があり、客体については強盗罪などとは異なり、財物のみを対象としています。刑...

  • 刑事事件を弁護士に依頼するメリット

    刑事事件を弁護士に依頼するメリット

     刑事事件を弁護士に依頼すると聞くと、裁判においての弁護を想定するかもしれませんが、必ずしも裁判に限ら...

  • 協議離婚

    協議離婚

    協議離婚とは、ご夫婦の双方が協議し、合意の上で離婚することをいいます。 この協議離婚は、離婚届を記入...

よく検索されるキーワード

ページトップへ