交通事故の示談書を交わす前に知っておきたいポイント/植平法律事務所(滋賀県草津市/甲賀市)

交通事故の示談書を交わす前に知っておきたいポイント

「人生で初めて交通事故に遭ってしまった。現在入院中だが、今後どのような流れで解決していくことになるのだろうか。」
「駐車場に駐車していると、別の車にぶつけられてしまった。物損事故にあたると思うが、今後の示談にどういった注意点があるのだろうか。」
交通事故の被害に遭われた方の多くが、示談交渉に対してこのようにお悩みです。

このページでは、交通事故に関係するいくつものテーマのなかから、交通事故の示談書を交わす前に知っておきたいポイントについてスポットライトをあてて、くわしくご説明していきます。

■示談(示談交渉)とは
多くの方が示談という言葉を耳にされたことがあると思いますが、その意味について説明できるという方は多くないのではないでしょうか。
示談とは、民事上の問題である損害賠償の問題について、当事者間で話し合いを行い、解決を目指す方法のことをさします。
示談の話し合いは示談交渉ともよばれています。

示談は、なにも交通事故においてのみ行われているわけではありません。
一般的な民事トラブルの解決手法として、企業や人を問わず利用されています。

話し合いがまとまり示談が成立すると、合意内容をもとに示談書を作成します。
示談書は和解協議書ともよばれ、両者の損害賠償問題に最終的な決着がついたことを示す大事な書類です。

■交通事故の示談書を交わす前に知っておきたいポイント
それでは、本題である交通事故の示談書を交わす前に知っておきたいポイントをいくつかご紹介しましょう。

1.示談交渉の相手
示談交渉の相手は、原則として当事者、すなわち加害者ですが、交通事故の場合には加害者が加入している任意保険会社の担当者が示談交渉の相手となるケースが数多くあります。
これは、任意保険の加入率が向上し、かつ任意保険に付帯する示談代行サービスが普及したためです。
保険会社の担当者は示談交渉の経験が豊富なため、気後れするかもしれませんが、疑問に思う点や不満な点がある場合にはしっかりと主張することが大切です。

2.示談書の効力
示談書は、示談が成立した証拠として取り交わすものです。
したがって、原則として示談書を取り交わした後には、その内容を変更することは認められません。
後遺症の発症などがあった場合には例外的に損害賠償の追加などを行うことができるケースもありますが、まれであることは知っておく必要があるでしょう。

示談書という紙で、事故後の生活環境は大きく変化します。
法律と交渉についてのプロフェッショナルである弁護士は、交通事故の被害者の方をサポートしており、被害者の方の負担を大きく軽減することが可能です。

植平法律事務所は、交通事故問題に加え、相続、離婚、刑事事件などのお悩みに確かな解決策をご提案いたします。
草津市、甲賀市、湖南市、大津市、栗東市を中心として、滋賀県、京都府、大阪府にお住まいのお客様のお悩みに広くお応えいたしております。
経験豊富な専門家である弁護士が、「自賠責保険の被害者請求を利用するべきかどうか。」などといった交通事故のお悩み解決に向けて丁寧にお話をお伺いし、分かりやすくご説明いたします。
交通事故でお悩みの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。