過失割合とは、交通事故の当事者間において互いの不注意を数値化したものです。交通事故では、加害者が100%悪いということが非常に少なく、被害者にも一定の責任がある場合がほとんどです。このように、被害者の不注意を考慮するのが過失割合です。
被害者に不注意がある場合、賠償額から不注意分の割合が引かれることとなります。
この過失割合ですが、基本的には、当事者の保険会社が決定しています。しかし、保険会社が決定する過失割合の決定は、過失割合の数字を事務的に決めている場合が多く、信頼度が薄いことが多くなっています。保険会社は、類似した判例をベースに認定しますが、その認定にもバラツキがあり、一概に信頼できるものではありません。
そのため、納得のいかない過失割合が認定される可能性も低いとはいえません。過失割合の認定は、類似した事故態様を探し、修正点を分析して決定する必要があり、一般人から判断することは容易ではありません。
そのような場合は、弁護士に相談を依頼することをおすすめします。
仮にお客様の加入している保険会社に弁護士特約が付随している場合、保険を利用して弁護士費用を賄うことができます。
もっとも、過失割合が10対0の場合は、弁護士費用特約を利用することができなくなるので、注意が必要です。
植平法律事務所は、滋賀県、京都府、大阪府を中心に、交通事故や相続の問題を主に扱っています。
お客様の抱えている問題を解決するため、丁寧にお話を聞き、必要な事項を分かりやすく説明していきます。
お困りの際は、当事務所までぜひご相談ください。
過失割合
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